未来の天才育成学校? ゼロ高等学院

ゼロ高等学院ってどんな学校?

神奈川の丹沢湖畔に本校を設ける鹿島山北高等学校という通信制高校との連携によって、高校卒業の資格が得られる。学校の顧問は、主催の堀江氏を筆頭に、元マイクロソフト社長の成毛眞氏や東大卒業後、講談社にて『バガボンド』や『ドラゴン桜』、『宇宙兄弟』などの大ヒット漫画を手がけた佐渡島庸平氏やベンチャー企業家の森田正康氏などが並ぶ。
高校卒業資格者は、HIUというオンラインサロンもあり、そちらへの加入が推奨される。

入学対象者

そんな魅力的なゼロ校ですが、高校の卒業資格が得られるのが特徴の一つです。教育内容は明示されていませんが、HIU(堀江貴文イノベーション大学校)へフルアクセスが可能です。と書かれているのをみると、堀江氏から降りてくる様々なビジネスアイデアの実践や、DASH村のような村作り、ホリエモン万博の運営、夏冬の合宿、それ以外にも様々なものがあるのだろう。

対象者に関して色々と、批判的なものが飛んでいるようだが基本的には下記のような区分である。

【対象者】
最終学歴中卒 → 入学対象者
高卒以上 → HIU参加

HIUは、人数制限があるのはあるが基本的には、月額を払えば、小学生でも参加可能なので、高卒の資格が必要ない人はHIU参加で十分だろう。もちろん、入学者の方がコミット出来る時間が長い分濃密な時間が体験できるのだろうと思うが、堀江氏のことだから、恐らく、ゼロ校生徒、HIU参加者で区分することはないだろうから、興味があるならとりあえずお試しにHIUに参加するのが良いのではないかと思う。

HIU(堀江貴文イノベーション大学校)とは?

私も現在は参加していないので現在がどういう状況なのかはわからないが、参加者は幅広い。以前は小学生もおり、芸人やタレント、アイドルなんかもいた。もちろんいわゆる一般的なサラリーマンも多く参加しているが、経営者も多く、堀江氏が“新しい会社”の形とも述べられるようHIU内で仕事が発生したり、起業家が生まれたりしている。
簡単に言うと、堀江氏というド級の起業家が、発案した企画案を社員的に実行できたり、自身の事業プランを直接堀江氏に提案できるわけだから、月1万円で出来るというのはかなりコストパフォーマンスが高いと言えるだろう。ただし、ダメな企画や案にはかなり厳しい。ただ、その結果を皆で支え合う土壌があるので、会社であり、学校のような役割として、HIUとゼロ校がツーカーの関係というのも魅力的なところと言えるだろう。

【参加メリット】
受動的な人 → 堀江氏のビジネスモデルやおもしろ案に参加できる
能動的な人 → 堀江氏にプレゼンできる

ゼロ校の魅力

座学を目的とせず行動を目的とします。

特徴としてシンプルに掲げられているゼロ校の特徴。海外の教育ママたちの話を聞くと、日本の教育と海外の教育の違いはアウトプット量が決定的に違う。誰もが知っているように日本の教育は、教科書を暗記する教育で、海外はディベートなどアウトプットがメイン。教科書に書いてあることをアウトプットしたところで、そんなことは教科書に載っているのでアウトプットとは言わない。AとBを足したりかけ合わせたり、自分のアレンジを加えることがアウトプットである。
アウトプットの技術は、誰でも出来る仕事がなくなっていくこれから最も必要な技術であり、まさしく座学ではなく行動によってしか学べないものであり、最適な学習方法なのだろう。

通信高校でどうやって学ぶ?

これまでなかった(あってもよく知らない)学校だから、本当に勉強になるのだろうか?と少し不安に思うかもしれない。でも、現代の勉強法を聞いていると、塾でも学校でもなく、子どもたちが勉強しているところは“スタディサプリ”というアプリ上。そりゃ、日本一の講師陣が教えてくれるんだもの、すでに学校も塾も意味をなしてないじゃないか。。。ということで、学ぶ教材や授業に関しては問題なし、残るは、競争ぐらい?
競争って言ったら、インターネットはもう世界につながっている、インターネットの先では、4歳で大学を卒業するような天才もいるわけで、競争という意味では学校や塾の方が歩があるなんて言えないだろう。あるとしたら同質性だろうか、まぁ、自分と同等のレベルの人達だけであれば、競争もなく居心地は良いかもしれない。
学校としてはこれまでの形ではないが、大学に入ったところで仕事にありつけるかもわからない時代。その傾向は益々強くなっていく今後を考えると初期は入学者も少ないだろうし注目も浴びるだろうから、絶対に参加しておいたほうがよいだろう。

【学校としての魅力】
確実に言えることは10年後20年後も働ける人材になれること

個人的感想

と、語りだすと色々とありそうなゼロ校ですが、個人的には元マイクロソフト社長成毛眞氏のような大学卒業後は自動車メーカー、コンピューター雑誌の出版社、マイクロソフト退職後は、自身で投資会社や書評サイトなど、幅広いビジネスモデルを極めて来られた方に、高校授業ではなく、ビジネスについて是非とも教えを請いたいと思うぐらいである。
現在発表されているだけでも豪華メンバー陣であり、今後も日本を代表する多くの方が関わっていくのが明らかなだけに、社会に出ている人間であればあるほど、ゼロ高等学院に入学できることを羨ましく思うだろう。

また、恐らく1年目はかなり粗が目立つことが想像されるが、そこは堀江氏含めた顧問陣、HIU参加者がカバーしていくので2〜3年後には、かなり形になっているのだと思う。ただ、会社と一緒で創業期は激動だが、最も学ぶものが多い時期であり、そこに参加できるチャンスが有るというのは本当に羨ましい。

いやぁ、ほんとに今の子供達は幸せだなぁと思う反面、教育ママたちはあんまり知らなかったり、堀江氏に対する偏見がある人が多いようだから、なんだかなぁと阿藤快さんのような気持ちになってしまいますね。

 

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