仮想通貨ビットコインが代える3つのもの その1.銀行

仮想通貨

昨年の12月には一時240万円まで上がったビットコイン。年末は、出川哲朗さんや成海璃子さん、話題の剛力彩芽さんなど有名人がTVCMに登場し、新世紀の幕開け感を感じたのですが、今年に入っての大きな下降(現在のビットコイン価格70万円強)や、税制の厳しさが、市場参加者を辟易させ、昨年末は“先端的”な立ち位置に持ち上げられつつあった仮想通貨ユーザーも、今年に入ってからは“詐欺師”や“ねずみ講の人”のような残念な立ち位置に変わった感があります。

そんな仮想通貨に関して、極力誰でもわかるように、今回3回にわけて説明してみようと思います。

仮想通貨とはなにか?

仮想通貨とは“金(ゴールド)”

まずはじめに、仮想通貨とは一言で説明するのが非常に難しいものです。一度理解してしまうととても簡単なことなのですが、一言で理解できにくいものというのは、なかなか理解されるのが難しいものです。
なぜ一言で説明できないかというと、一番の理由は、仮想通貨というものがこれまでの“常識を変えるもの”だからだと言われています。

仮想通貨が代えるもの

  1. 銀行システム
  2. お金の発行権
  3. モノの価値

仮想通貨が代えるものは、ざっくりいうと上記の3点です。文字面だけ見ると、そうなんだ〜程度に軽く考えがちですが、この3点が代わるということは、これまでの社会システムが大きく代わるということで、いわゆる既得権益層は戦々恐々とし、同時に大学生や若手起業家は、目を輝かせています。

銀行システムを潰すブロックチェーン

仮想通貨に置いて一番重要なのが、“ブロックチェーン”です。仮想通貨の記事にしたので、ブロックチェーンを付随的なものに考えてしまいそうですが、むしろ仮想通貨がブロックチェーンの付随的なものであり、最も重要な事項です。ブロックチェーンの詳細に関しては、また別の機会に書くとして、ブロックチェーンによって、銀行システムの口座機能が代替されます。

銀行の口座とは、銀行にとっての“心臓”です。口座に、個人から企業までがお金を預け、預かっているお金を元に銀行はお金を貸します。銀行という“しっかりした財布(金庫)”がお金を預かってくれていることで、お金が盗まれたり、改ざんされたりせず、ATMを通せばどこでもお金を引き出せる便利な“財布”の役目を担っていてくれます。

しかし、日本では意識しにくいですが、銀行というのは“潰れる”可能性があります。また、強盗される恐れや、場合によっては年金のように改ざんされる恐れもあります。(基本的にそれはないものとされますが…)

口座を代える仮想通貨

仮想通貨に使われているブロックチェーンは、この口座機能を代替します。口座というのは、“絶対安全な財布”です。これまでは未来永劫、銀行がその役割をになってくれると思っていましたが、上記にも上げたとおり、銀行の財布は絶対安全ではありません。同時に、ATMや振込など、色んな所で手数料が発生しています。

ブロックチェーンは、開発段階のものではありますが、理論上“絶対安全な財布”を実現、追求しています。(現状必ずしも安全とは言い切れない。)また、同時に、どこでも使えるようになれば、引き出す必要もなく、振込(海外送金)も、人件費がかからないので非常に安価にできるようになります。

ブロックチェーンの難しいところ

上記を実現するブロックチェーンという口座を管理するシステムは、管理者がいません。“管理者がいない”というのが、どういうことかというのが最も重要なところなのですが、その説明をすると終わらなくなるので次回に回して、管理者がいないというのは、その言葉の通り、銀行という管理するものが“いらなくなる”ということを指しています。

じゃあ、どうやって管理するの?と思われると思いますが、そこを今すぐ知りたい方は是非ブロックチェーンの勉強をしてみてください。
ひとまず現時点では、ボランティアで神様のようなスーパーコンピューターが、全人類の口座記録を把握しているというぐらいに思っておいてください。

まとめ

と、非常に長くなってしまったのでまとめると、今回とりあげた仮想通貨が代える銀行システムとは、銀行の口座機能を代替するものであり、

1.絶対安全で、
2.管理者がいないから、
3.手数料がかからない

という、私たちユーザーにとって夢のような財布(金庫)機能を果たしてくれるものであり、それが実現することで、金融関係者は職を失ってしまうという衝撃を与えるアイデアなのです。

ということで、続きは次回。

 

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